現状維持サインの巨人・宮国に「内海組」脱退のススメ

公開日: 更新日:

 巨人の宮国椋丞(21)が28日、契約更改交渉に臨み、現状維持の1600万円でサインした。3年目の今季は開幕投手の大役を任されたものの6勝7敗。何度も二軍落ちを経験した。「あまりチームに貢献することができなかった。課題はいっぱいある」とボソリと話した。

 原監督にはシーズン中、「育て方を間違えたかもしれない」「プロとして恥ずかしい」「あれじゃファンに申し訳ない」「なかなか伸びてこない」「大学でもエースにはなれない」など、厳しく指摘されたことは一度や二度ではなかった。チームメートの誰もが「(宮国)椋丞は優し過ぎる」と言う性格。二軍で頭を丸刈りにしてしまうほど悩み、ふさぎ込んだ時期もあった。

■いつかは自分で考えないと

 来季は先発ローテ入りも厳しい状況だ。広島からFAで大竹が加入。この大竹に内海、菅野、杉内までは濃厚。沢村も控えているから、実質あと1枠を19歳の今村、小山、笠原らと争う超激戦である。

 年明けからは内海らと恒例のグアム自主トレを行う予定。山口、沢村らの投手陣が大所帯で行うもので、宮国もこの「内海組」の一員だ。ただ、この投手陣最大勢力にも陰りが見える。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  3. 3

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  4. 4

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  5. 5

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  1. 6

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  2. 7

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  3. 8

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  4. 9

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  5. 10

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理