現状維持サインの巨人・宮国に「内海組」脱退のススメ

公開日: 更新日:

 日本シリーズでも登板した期待の今村は「打者目線を学びたい」とあえて打者の村田に直訴し、自主トレを行うことになった。新人の菅野は米アリゾナでメジャー流トレーニングを行う。西村らも一緒だが、12年の浪人時代に練習をした場所でと決めていて「内海組」には入らなかった。

 内海組で今季好成績を収めたのは山口くらい。沢村を筆頭に、小山、笠原らの若手有望株はパッとしなかった。ある首脳陣は「宮国はボチボチ自立してくれないと」と心配し、「FAの大竹は“ゲタ”を履いて入団してくるわけだから、勝つには自分で考えてやらないと。メンタルに課題があるし、他の投手と一緒に同じことをやっていては……」と言うのだ。ひとりで練習はできないが、「みんなで一緒」はメリットもデメリットもある。

 宮国が入団した年、技術を仕込んでくれた名伯楽の小谷二軍投手コーチ(現ロッテ二軍投手コーチ)が「自分の理想を体現できる投手に初めて会った」と言うほどの逸材。周囲の信頼を失って臨む来季は、内海組を脱退して自立するくらいの覚悟が必要なようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは