現状維持サインの巨人・宮国に「内海組」脱退のススメ

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 日本シリーズでも登板した期待の今村は「打者目線を学びたい」とあえて打者の村田に直訴し、自主トレを行うことになった。新人の菅野は米アリゾナでメジャー流トレーニングを行う。西村らも一緒だが、12年の浪人時代に練習をした場所でと決めていて「内海組」には入らなかった。

 内海組で今季好成績を収めたのは山口くらい。沢村を筆頭に、小山、笠原らの若手有望株はパッとしなかった。ある首脳陣は「宮国はボチボチ自立してくれないと」と心配し、「FAの大竹は“ゲタ”を履いて入団してくるわけだから、勝つには自分で考えてやらないと。メンタルに課題があるし、他の投手と一緒に同じことをやっていては……」と言うのだ。ひとりで練習はできないが、「みんなで一緒」はメリットもデメリットもある。

 宮国が入団した年、技術を仕込んでくれた名伯楽の小谷二軍投手コーチ(現ロッテ二軍投手コーチ)が「自分の理想を体現できる投手に初めて会った」と言うほどの逸材。周囲の信頼を失って臨む来季は、内海組を脱退して自立するくらいの覚悟が必要なようだ。

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