負けても王者…「疑惑の亀田」が日本ボクシングを滅ぼす

公開日: 更新日:

■ジャッジもドタバタ

 先月19日に韓国で行われたWBA世界バンタム級王者の長男興毅(27)の防衛戦も、噴飯ものだった。興毅は挑戦者相手に防戦一方、ダウンを奪われながらも判定勝ち。試合を中継していたTBSには、抗議の電話が鳴りやまなかった。今回、もし大毅がタイトルを失っていたら、それこそ「亀田離れ」は加速したはずだ。

 しかし、亀田を守れば守るほど、肝心のボクシングは衰退する。おかしな判定や、この日のような朝令暮改が続けば世間はしらける一方だ。

 しかも、この日はジャッジのミスも発覚した。ジャッジペーパーの大毅とソリスの欄が、逆になっていたという。もし、誰も気付かずに発表していたら判定は逆の結果、つまり大毅が勝っていたかもしれないのだ。こうなると、亀田兄弟の判定全てが疑わしくなってくる。

 無言で会場を後にした大毅。ボクシング界の将来を思うなら、自ら王座を返上するべきだ。

▽IBF、WBA世界スーパーフライ級王座統一戦12回戦
リボリオ・ソリス(ベネズエラ)53.2キロ 判定 亀田大毅(亀田)52.1キロ
(王座はWBAが空位、IBFは亀田大が保持)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動