過去最大の昇給 年俸3倍増の阪神・藤浪が払う“代償”

公開日: 更新日:

「1年しかやっていない中、すごくいい評価だった。自分の持っている力以上の評価を頂いた」

 3日、阪神藤浪晋太郎(19)が契約更改。今季1500万円から何と3倍増となる4500万円の提示に、笑顔で一発サインした。

 今季の藤浪は、高卒新人としては史上最速となる開幕3戦目に先発。10勝6敗、防御率2.75の成績でチームの2位に貢献した。セでは江夏豊以来となる高卒新人による2ケタ勝利を評価した球団は、阪神の1年目選手としては01年の赤星(1200万→4000万円)を抜く過去最大の昇給で報いた。

 阪神の歴史を塗り替える大幅アップには、人気面での貢献も加味されている。
 何しろ藤浪が主催試合で先発した10試合の平均観客数は4万3839人。今季の阪神の1試合平均は3万8494人で、これは那覇など地方開催が3試合あったことを考慮しても、“藤浪効果”は絶大だった。

「しかも、今年のグッズの売り上げは、西岡、鳥谷らを抑えての1位。来年はさらに生産数を増やす予定」(関係者)というから、もはや「阪神の顔」である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは