巨人は痛根…大竹の「人的補償」で広島入りした一岡の潜在能力

公開日: 更新日:

 広島は25日、FAで巨人に移籍した大竹寛(30)の人的補償として一岡竜司(22)を獲得すると発表した。わずか2年で巨人を離れることになった最速150キロ右腕は、「きのうの夜、球団に来るように言われて、そういうことなのかなと悟った。巨人には無名の専門学校生だった自分を取ってもらい、感謝の言葉しかない。広島から選んでいただいたことを大きなチャンスと思い、来季への思いが強くなった」と意気込んだ。

 福岡県出身。大分・藤蔭高から沖データコンピュータ教育学院を経て11年のドラフト3位で巨人入り。通算13試合に登板して勝ち負けなしだが、9月の試合で好救援。阿部に「あの直球とフォークで十分いける」と褒められた。今季は二軍で守護神を務め、リーグ2位の15セーブ、防御率1.10。川口投手総合コーチは、来季は先発として期待していた。今オフもプエルトリコのウインターリーグに同僚の江柄子とともに派遣された。巨人球団関係者が証言する。

「広島は手薄な左投手を狙っているという情報があった。だから28人のプロテクトリストには左投手を厚めに入れて取られないようにしたようです。入団2年目の若手をリストに入れるか外すかの判断は、賛否両論あって難しいところ。期待していなければプエルトリコなんて行かせません。一岡は右投手。左じゃないし、取られないだろうと、おっかなびっくり外したところはありました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」