【デーリー・テレグラフ特電】雪辱に燃えるルーニーの“余裕”

公開日: 更新日:

 W杯出場選手でルーニーほど「本来の実力を発揮したい」と心の底から思っているスーパースターはいない。もちろんクリスティアーノ・ロナウド、メッシといったビッグネームも、これまでのW杯に満足しているわけではない。しかし、ドイツ、南アと2大会連続で無得点に終わったイングランド代表のエースFWこそが、W杯で最も屈辱を味わった大物選手といえる。英高級紙「デーリー・テレグラフ」のマンチェスター・ユナイテッド担当記者で「ファーガソン監督引退」をスクープし、13年の英フットボール・ライター・オブ・ザ・イヤーを受賞したマーク・オグデン氏の特電リポートだ。

 ドイツ大会でルーニーが不調だったのは、確かに右足甲の骨折が原因だった。しかし、現役生活で“最悪”といっていい内容だった南アの低調パフォーマンスは説明できない。まるで原因が見当たらないのである。

 所属するマンチェスター・ユナイテッドでは12―13シーズン、ファーガソン前監督に「チームにフィットしていない」と体調面の不備を指摘されたが、モイーズ新監督を迎えた今季は心機一転、素晴らしいパフォーマンスを繰り広げている。過去2大会の雪辱に燃えるルーニーは「自分自身のフィットネスの問題が、ブラジルW杯で出ないことを願っているよ。ドイツでは直前に骨折したことが本当に響いた。今度はケガなくシーズンを終え、ブラジル大会に備えたい。今の好調さをW杯に持ち込みたい」と話してくれた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    六代目山口組・高山若頭の相談役人事の裏側を読む

  2. 2

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  1. 6

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード

  2. 7

    “路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判

  3. 8

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 10

    ダウンタウン浜田雅功“復帰胎動”でまたも「別人疑惑」噴出か…中居正広氏「病後復帰」では陰謀論がワンサカ