元代表・松井大輔 「勝ちと負けは天国と地獄。結果残して」

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 すべては「この男の左足」から始まった。10年W杯南ア大会。岡田武史監督率いる日本代表の初戦の相手はアフリカの雄カメルーン。前半39分だった。右サイドのFW松井大輔が鋭い切り返しでDFを幻惑。左足で相手ゴール・ファーサイドで待ち構える1トップの足元にクロスを放り込んだ。MF登録の本田圭佑が黄金の左足で先制弾! 「自国開催W杯以外で初の勝利」を手繰り寄せた日本代表は波に乗り、16強国の称号を手にした。立役者・松井大輔にW杯で勝つためには何が必要か? どんなメンタルで一大決戦に臨めばいいのか? ズバリ聞いた。

――南アW杯前のテストマッチで負けが込み、岡田監督は本大会の直前に「専守防衛」「MF阿部勇樹をアンカーに置く」「攻撃は本田と左の大久保嘉人、右の松井の3人が主に担当する」に大きくシフトしました。

「守りが堅いと失点はしない。当然、負けることはない。日本サッカーには《攻撃的に戦うことが尊い》という美学があるような気がしますが、何よりも《負けないこと》が要求されるW杯本大会では、まず守りをしっかりとした上で効果的な攻撃を仕掛けていくことが大事だと思います」

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