ソチのメダル左右 モーグル上村愛子の「地味なイメチェン」

公開日: 更新日:

 美女モーグラーが五輪開幕直前のスタイル変更も、結果につながらなかった。
 フリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子(34)が9日(日本時間10日)、W杯第3戦米国(ディアバレー)大会に出場。予選5位で通過したが、上位16人による決勝は1回目で6位以内を逃し、2回目に進めなかった。

 8日の公式練習では今季から取り組んでいるエアの大技コークスクリューを試さず、W杯では封印。今季5季ぶりに取り入れたエアの大技の完成度が低いため、出場が確実視されるソチ五輪でも使わない可能性があるという。

 モーグルは30点満点で採点され、比率はターン50%、エアとタイムが各25%。バンクーバー五輪後から採点比率に変更はないものの、多くのレフェリーがエアを重視する傾向が強くなった。

 上村はレフェリーの採点基準を見抜き、エアで点数を稼ぐために大技を取り入れたものの、実際には今季はターンを重視するレフェリーが少なくない。ターンの今季最高点はバンクーバー五輪の金メダリストでライバルのハンナ・カーニー(13.4点)。上村は今季12.8点をマークしており、十分に射程圏内だ。エアの大技でミスして減点されるよりもターンを着実にこなして加点を狙ったとみられる。

 ド派手な大技よりも地味な小技の精度が上村のメダル取りを左右しそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞