ソチに意欲も…スノボ藤森由香に気がかりな「1本目」の弱み

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「五輪までにコンディションを整えて、自分に自信を持って挑めば結果につながると思う」
 スノーボードクロスチームが6日、欧州でのW杯に向けて出発し、女子代表の藤森由香(27)が欧州での飛躍を口にした。

 代表入りが有力視されているソチ五輪開幕まで1カ月。「美しすぎるスノーボーダー」として注目を浴びた前回のバンクーバー五輪では、直前の公式練習で転倒して頭部を強打。軽い脳振とうを起こしてドクターストップがかかり、コースにすら立てなかった。

 初出場した06年トリノ五輪で7位入賞してから8年。3度目の五輪では「メダルを取りたい」と公言しているものの、関係者からは不安の声も聞こえてくる。

 スノーボードのクロスは4人が同時にスタートし、コース上にある障害物を避けながらスピードを争う競技。
 最初のレースで上位2人に入るか、好タイムを出せば決勝に進めるが、藤森が1本目で予選を通過するケースはほとんどない。

 海外勢と比べて実力は遜色ないものの「1本目よりも2本目の方が(後がない)崖っぷちなので滑りが変わってくるんです」と本人も認める通り、スロースターターだからだ。

 今季のW杯2戦目(12月)のカナダ大会では予選最初のレースで転倒して自慢の顔を強打。決勝には進んだものの12人中11位に終わっただけに、課題は「意識」にありそうだ。

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