チャンス広げる「バスター」の打ち方

公開日: 更新日:

 センバツに向けて実戦練習を増やしている。
 成功すれば効果的だが、簡単には決まらない作戦として「バスター」がある。犠打が予想される無死一塁などで、送りバントと決めつけて三塁手がかなり前進してくるケース。こんな時、正直に三塁手の前へバントを転がすなんて愚の骨頂だ。横浜ではカウントが0ストライクなら1球エバー(見逃し)し、再度ベンチのサインを仰ぐか、送りバントのサインが出ていても、各自の判断で「打っていい」と決めている。バスターだ。

■上から叩かない

 ただ、バスターは送りバントの何倍も難しい。練習を重ねておかないと、フライを打ち上げてあっさり1死を取られるのが関の山。バスターにも基本がある。

 走者を進めることが目的だから、転がすことが必須。そのため、上から叩きつけようとする打者が多い。しかし、バットを振り下ろすと、ボールの下にバットが入りやすい。切ってしまってポップフライになってしまうのだ。ボールの上っ面を普通に打つといい。

 守備陣にバントだと思わせるのに有効なのは、両足を揃えて投手側に体の正面を向ける。つまり正対してバントの構えをすること。投手が足を下ろした瞬間、右打者なら左足を踏み出して打ちにいけば十分間に合う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢