コーチと捕手がビデオで…ヤ軍はすでに「ライバル研究中」
「ヤンキースはすでに対戦相手の研究に着手しています」と、ニューヨークメディアのひとりがこう解説する。
「オフの間の補強で、各チームの戦力は変わっていますからね。しかもマッキャンは去年までブレーブスにいて、これまでナ・リーグ一筋。ア・リーグの打者に関する情報は不足しがち。それを補う目的もあるようです。相手打線を丸裸にしたら、傾向と対策はまず、捕手がアタマにたたき込む。投手に情報が渡るのはそれからでしょう」
■捕手陣には日本語教材配布
情報を持っている捕手と、それを実戦で生かす投手。マッキャンとセルベリに加え、今年からチームに加入した田中と建山には、すでに情報伝達用のアイテムが配布された。
マッキャンとセルベリには日本語習得用、田中と建山には英語習得用の教材がそれ。B4くらいの大きさの箱の中には、DVDやテキストなどが入っている。
「教材を使うかって? いまは時間がない。ゆっくり時間が取れるようになってから聞くかもしれないけど……」