ヤ軍の先輩投手・黒田が激白 マー君を襲う「中4日の苦難」

公開日: 更新日:

 いまだからこそ言えますが、万全じゃない状態でマウンドに立って投げるわけですから、ものすごい不安に陥るわけです。<このまま投げていいのかな>とか、<そろそろどこかが痛み出すんじゃないか><この辺で投げるのをやめておいたほうがいいんじゃないか>みたいな。そんな葛藤が続く。

 他の人はどうかわかりませんけど僕はその気持ちをずっと持っていて、どうしたら中4日の調整で万全の状態にもっていけるようになるのか、ずっと考えていた。いろいろ試行錯誤はしましたけれど、最終的に年齢的なこともあってか、体の回復に関してはずっと手探りの状態を続けなければならなかった」

■「僕は適応に時間がかかったほう」

 そんな状況下で探し当てた対処法が「頭の中のスイッチの切り替え」だった。

「もともと先発投手というのは、十分な登板間隔を与えられている分、万全な状態でマウンドに立たなければならない、いや、投げたいという気持ちが、自分の中にはあった。でも、そう考えるのをやめるようにしたんです。<万全じゃなくてもマウンドに上がらないといけない><肩が張っていても投げるのがこちらのやり方>というようなことを、自分に言い聞かせるようにしたんです。マインドの切り替えです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束