巨人“絶対リリーバー”山口の復帰に胸をなで下ろした2選手

公開日: 更新日:

■宮国はインフルでダウン

 もうひとり喜んでいるのは、右肩を痛めて二軍調整中の沢村拓一(25)だ。昨季後半に中継ぎを務め、シーズン終了後に原監督と話し合った。そこで先発への強いこだわりを直訴。「沢村の考えている投手の形になっていると判断したら先発ローテーションに入れる」と条件付きながら、指揮官から先発復帰の約束を取り付けていた。

 チーム関係者は「原監督はいずれ沢村を抑えにするという構想をまだ諦めていない。もし山口がいなければ昨年同様、沢村を救援陣に組み込む可能性が高かった。ただ、監督は『まだ野球選手じゃない。2月1日も迎えていない』と、いまだ二軍調整中で開幕絶望の沢村に対し、いら立ちを隠していない。もう先発とか中継ぎとか言っている立場ではないのに、本人は焦らずに肩を完治させてから一軍のローテに入るつもりみたい。ノンキといえばノンキですが……」と言う。

 巨人はこの日、先発ローテ入りが濃厚だった宮国がインフルエンザと診断されたと発表した。山口の復帰は巨人にとって朗報だが、沢村が復帰しても、ローテに入れるかはまた別問題だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも