5カ月の三塁練習がフイ 日ハム・中田は左翼復帰で打撃爆発

公開日: 更新日:

 開幕戦まで1週間に迫っても、首脳陣は「三塁手・中田」に頭を悩ませている。守備面では成長を続けているものの、肝心の打撃が一向に上向いてこないからだ。

 日本ハムは「内野手の長距離砲を育てたい」という方針のもと、外野手として実績を残しつつある中田を昨シーズンが終わった直後の秋季キャンプから三塁に転向させた。

 ところが「三塁」はよほど居心地が悪いようで、打撃に精彩を欠き、このオープン戦も打率1割台と絶不調。

 そこで、首脳陣は19日のソフトバンク戦で“古巣”の左翼に戻すと、その試合で1発を含む3安打といきなり爆発した。

 中田と親しい関係者はこう言う。

「外野の守備というのは、それほど複雑な動きや頭を使うこともない。でも、内野手は併殺やバント守備、サインによるピックオフ(牽制刺殺)などがある。大事な試合で1点を争うときはかなり神経を使う。その中でも三塁は比較的動きが少ないポジションです。それでも翔(中田)の打撃には影響している。本人は三塁転向当初、『サードも外野も一緒』と話していたが、今では『やっぱ内野は疲れる』と漏らしていますから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発