大谷と中田が消えて…やっと目の色変えた日ハム若手外野陣

公開日: 更新日:

 今年は期待していいかもしれない。
 9日に行われた韓国KIAとの練習試合。指揮官の目を細めさせたのが、6年目の杉谷拳士(23)と4年目の谷口雄也(21)だった。六回に杉谷がホームランをかっ飛ばすと、七回には谷口もソロ弾。栗山監督がニンマリしながら言った。

「拳士はもともといいものを持っていたけど、去年は(能力を)うまく引き出してやれなかった。きょう見た限りでは、しっかりバットを振って、自分らしさが出ていた」

 続けて、谷口についても、「打つ方でアピールしなきゃいけないって覚悟みたいなものを感じるよね。結果が出ないと焦るけど、結果が出ると落ち着いてできるから」と満足そうに振り返った。

 杉谷と谷口は、昨季のこの時期も右翼レギュラー候補といわれていた。12年オフに球団は、不動の中心選手だった糸井をオリックスに放出。2人をはじめとする若手外野手の底上げを狙ってのことだったものの、キャンプ中から「右翼はルーキー大谷が埋める」という雰囲気が漂い、定位置争いはすっかり有名無実化。杉谷も谷口もこれといったアピールができず、結局、右翼手として昨季、最も多く出場したのは「二刀流」で投手も兼ねる大谷だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった