ロッテ新人捕手・吉田が驚いた 石川歩の「風使い」頭脳投球

公開日: 更新日:

 ロッテのドラ1右腕、石川歩(25=東京ガス)が6日の日本ハム戦でプロ初勝利を3安打1失点の完投で飾った。
 初回に日ハム大谷の適時二塁打で先制されたものの、二回以降は危なげないピッチング。途中、雨の影響で34分間の中断を余儀なくされたが、集中力は途切れなかった。

「状況に応じたボールの使い分けが凄い」
 とは、この日先発マスクをかぶった同じ新人の吉田。こう続ける。

「石川さんの武器のひとつはシンカー。普段は球威があって曲がりが小さいので、相手にゴロを打たせるのに使う。でも、試合途中から風が強くなったきょうは、その風に合わせるように球威を落として曲がりを大きくする使い方をした。だから、相手も最後まで対応できなかったはず。簡単にできることじゃない」

 石川本人は試合後、「シンカーの曲がりはタマタマ。今日は運がよかっただけ」と話したが、ニヤリと笑いながら発した言葉は「本心」を隠していたようにも見えた。
 昨年のドラフトでは巨人も指名した逸材。非凡な「アタマ」も持ち合わせている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 9

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」