巨人を3タテ 盛り上がる阪神「ベンチ裏」のさまざまな思い

公開日: 更新日:

 盆と正月が一緒にやってきたかのように甲子園が熱狂した。阪神が13日の巨人戦にサヨナラ勝ちし、3タテを食らわせた。5連勝で巨人と入れ替わり2位に浮上。和田監督は「開幕(カード)でマシソンをとらえ、(この日は)山口を打てたのは今後につながる」と、「巨人のリリーフ3本柱」の2人に黒星をつけて興奮気味だった。

 巨人3連戦の舞台裏では、さまざまな思いがクロスしていた。
「和田監督にとっては負けられない3連戦だったと思う」と証言するのは、さる阪神OBだ。

「負け越しを喫した東京ドームでの巨人との開幕カード。和田監督は2戦目に私生活でも使う遠近両用のメガネをかけて試合に挑み、勝利した。ゲンかつぎのひとつになったようだが、巨人の周辺からは<あれは原監督のマネでしょ? でも今は、ほとんどがコンタクトを使っているのに>と、ほくそえむ声も出ていた。それだけ巨人には余裕があったということでしょう」

 その声が和田監督の耳に届いたかはわからないが、たしかに下馬評では巨人の圧倒的有利。阪神をBクラス予想する評論家もいた。和田監督はその後、メガネをかけた試合で敗れて以降、試合では封印しているようだが、“苦境”をはね返したこれからは、堂々と試合でもかけられるだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  5. 10

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較