出番なし、西岡も離脱…阪神守護神・呉昇桓は悶々の日々

公開日: 更新日:

 また出番なしだった。阪神は先発藤浪が七回に突然崩れ出し、石川の適時打とブランコの逆転満塁弾を浴び、この回で降板。4点リードを守れず甲子園の開幕試合を落とし、新守護神・呉昇桓(31=韓国サムスン)の本拠地デビューは消えた。

 呉はここまで3試合の登板で1セーブ。チームは開幕から投手がボロボロで、防御率は7.01という惨状。全3試合のうち、セーブがつく場面での登板は1試合のみ。開幕前に懸念されていた「宝の持ち腐れ」になっている。

 呉は韓国歴代最高の277セーブを挙げ、日本に乗り込んできた。過去に韓国から来た抑え投手は、宣銅烈(サムスン→中日)、林昌勇(サムスン→ヤクルト)と、古巣の先輩が成功を収めている。阪神OBが言う。

「呉はプライドと意地があるから、阪神では藤川球児(現カブス)が持つ46セーブの日本記録超えを狙っている。なのに登板機会がないどころか、6日のヤクルト戦は7点差の場面で調整登板をさせられた。こんな使われ方ならストレスはたまるばかりでしょう」

■チームは早々“終戦”の可能性

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋