81本塁打ペース 「タイトルいらない」バレンティンの胸中

公開日: 更新日:

「仕方ない。ベストは尽くしたが、勝つときもあれば負けるときもある。シーズンは長いので順位が上がってくればいいんだけど…」
 ヤクルトのバレンティンが悩ましげな表情でこう言った。

 17日の巨人戦で2本塁打。両リーグトップの9号は、シーズンに換算すると81本塁打ペースとなる。日本新記録の60本塁打をマークした昨季を上回る驚異的な量産態勢で、しかも、「オフに起こした夫人へのDV問題で、5月に一時帰国して裁判に出廷しなければいけなかったのが、免除されたようです」(チーム関係者)というから、今季はどこまで本数を伸ばすやら。が、この主砲がいくら打ってもチームは勝てない。この日も先発の古野が5回4失点でKO。チーム防御率5.94は、12球団ワーストの惨状だ。ここまで投手陣がボロボロでは、バレンティンの一発も「ぬかに釘」「暖簾に腕押し」である。

■「とにかく優勝したい」

「阿部とのホームラン王争い? ホームランキングは3年連続で取っている。こだわりはない。とにかく優勝して勝ちたいだけだ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘