5連勝のオリ西勇輝 防衛率0点台を支える「盗み」と「睡眠」

公開日: 更新日:

「野手の方々がリズムよく守ってくれたので。自分のテンポに持っていけたのがいい結果につながったと思います」

 29日のソフトバンク戦。7回2失点の好投で無傷の5連勝を飾った本人は試合後、こう言って笑みを見せた。防御率は12球団の先発で、ただひとりの0点台となる0.69である。

 昨シーズンこそ9勝どまりだったが、11年には2ケタ勝利(10勝)をマーク。12年の最終戦(ソフトバンク戦)ではノーヒットノーランを記録するなど、もともと実力はあった。今季、その才能に一層の磨きをかけている要因のひとつが西独特の「盗み」という。

 常に笑顔で人懐っこい性格。チーム内の先輩からは頻繁に食事に誘われる。その機会を利用して、積極的に投球術を学び、経験と技術を盗んで実践しているのだ。マウンド上での間の取り方や変化球の握り、さらには配球、相手打者の傾向など。同僚の平野佳(30)がこう言う。

「食事に行くとあまり酒も飲まず、いろいろな人に話を聞いていますよ。意外なほど研究熱心で、聞いたことはちゃんと(試合で)試しているみたいですからね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも