200日ぶり実戦の巨人・沢村 “ダルの助言”で劇的な進化

公開日: 更新日:

 巨人沢村拓一(26)がやっと投げた。昨年11月3日の日本シリーズ第7戦以来、200日ぶりの実戦となる22日の日本ハムとの二軍戦に六回から2番手で登板。1イニングを3人でピシャリ。最速は151キロだった。

 沢村は春のキャンプイン早々、右肩痛を発症して二軍でリハビリに取り組んでいた。

 現在、巨人の先発ローテは4人のみ。原監督はこの日、「スターターとしては日本で一、二を争うスピードを持っている。コンディションさえ良ければ戦える」と剛腕の復帰を喜んだ。

 11年11勝11敗、12年10勝10敗ときて、13年は5勝10敗。シーズン終盤は中継ぎに回った。

■方針転換はダルの影響

 今年は「頭」が変わった。これまではヒマさえあれば筋力トレーニングに励み、筋肉隆々の体から150キロ超の速球で相手を「制圧」することをテーマにしていた。誰もが憧れる速球は確かに武器だが、制球、特に変化球の精度が悪く、結果が伴わなかった。チームメートからは「頭も筋肉」と揶揄(やゆ)されていた。しかし、今年は恒例の内海らとのグアム自主トレにも同行せず、沢村の中で何かが変わっていた。さる球界関係者がこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  3. 3

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  4. 4

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  5. 5

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  2. 7

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 10

    ドジャース大谷翔平は“自信のデカさ”も世界一! 二刀流は「自分にしかできない役割」と会見で断言

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」