巨人・原監督が「勝つため」と断行したコーチ陣の“配置転換”

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「オレもさっき知ったんですよ。シーズン中にコーチの配置が変わったことって、今までにありましたっけ?」

 巨人の某選手もビックリだった。交流戦が開幕した20日、西武戦の試合前練習中に異変があったのだ。通常ならケージ裏から打撃を指導する村田打撃コーチ(50)が、なぜか一塁側のファウルゾーンで阿部、実松、小林の捕手陣と練習を開始。傍らから所在なさげに見ている吉原バッテリーコーチ(45)の姿を見て、報道陣はすぐに「配置転換だ!」と騒然となった。

 最近6試合で77被安打45失点と投手陣が壊滅的な状況を受けての“懲罰”だと見られても仕方がない。それを予感させる事件も2度あった。某球団関係者がこう言う。

ヤクルトに大敗した13日の試合後のミーティングで吉原コーチが川相ヘッドコーチから叱責を受けた。巨人には走者を置いた場面でフルカウントになったら必ず牽制球を投げるという約束事がある。それを今村、笠原(共に二軍落ち)が怠った。当然、2人は怒られたけど、他にやり玉に挙げられたのが吉原コーチだった。試合中のその場面で『バッターに集中、集中!』と投手に向かって声を張り上げたことが問題視され、『おまえが決めることじゃない!』と一喝されたんです。その3日後の広島戦では、外角中心の配球で内海が打たれたことに原監督が激怒。ベンチで吉原コーチに『ちゃんとやらせろ! できないならオレが慎之助に言う!』と怒鳴ったんです」

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