3発逆転勝利も…マルセロのOGに見たブラジル代表の“死角”

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 1950年のマラカナンの悲劇から64年。ブラジルは、自国に帰ってきたW杯で若き至宝によって、悪夢払拭の第一歩を踏み出した。

■今後に不安残るマルセロの不用意なプレー

 セレソンで気になるのは、世界注目の開幕戦で、まさかの「大会初ゴール」を献上したDFのマルセロ(26)だ。

 6万人以上の大観衆が悲鳴をあげたのが前半11分。クロアチアFWオリッチの左サイドからのクロスをクリアしようと、右足で触ったボールは自ゴールに吸い込まれた。頭を抱えるマルセロにブラジルサポーターから容赦ないブーイングが浴びせられた。

 マルセロは、所属するレアル・マドリードでも、トラップミスやミスキックで相手攻撃陣に決定機を与えることが多い。そこにたびたび加わるのが“悪い癖”だ。自分のミスをカバーしようと、相手FWに抜かれるとドリブルを止めようとヒジを出す。相手が倒れると足で体を踏みつけることも珍しくない。レアルの永遠のライバルといわれるバルセロナとの対戦では、頻繁にエースFWメッシを悪質ファウルで潰すことは有名だ。あまりにも汚いプレーの連続に、バルセロナサポーターのみならず、レアルサポーターからも「やり過ぎだ」という声があがったほどだ。

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