3発逆転勝利も…マルセロのOGに見たブラジル代表の“死角”

公開日: 更新日:

 1950年のマラカナンの悲劇から64年。ブラジルは、自国に帰ってきたW杯で若き至宝によって、悪夢払拭の第一歩を踏み出した。

■今後に不安残るマルセロの不用意なプレー

 セレソンで気になるのは、世界注目の開幕戦で、まさかの「大会初ゴール」を献上したDFのマルセロ(26)だ。

 6万人以上の大観衆が悲鳴をあげたのが前半11分。クロアチアFWオリッチの左サイドからのクロスをクリアしようと、右足で触ったボールは自ゴールに吸い込まれた。頭を抱えるマルセロにブラジルサポーターから容赦ないブーイングが浴びせられた。

 マルセロは、所属するレアル・マドリードでも、トラップミスやミスキックで相手攻撃陣に決定機を与えることが多い。そこにたびたび加わるのが“悪い癖”だ。自分のミスをカバーしようと、相手FWに抜かれるとドリブルを止めようとヒジを出す。相手が倒れると足で体を踏みつけることも珍しくない。レアルの永遠のライバルといわれるバルセロナとの対戦では、頻繁にエースFWメッシを悪質ファウルで潰すことは有名だ。あまりにも汚いプレーの連続に、バルセロナサポーターのみならず、レアルサポーターからも「やり過ぎだ」という声があがったほどだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」