株主の不満募る中…阪神・和田監督を安堵させた緒方の活躍

公開日: 更新日:

 阪神のフロントも、首脳陣もホッとしたんじゃないか。

 15日の西武戦で、大卒2年目の緒方凌介(23)が大活躍。1-1で迎えた五回、走者を2人置いてバックスクリーン右に飛び込む勝ち越し3ランを放った。打線はこれで勢いづき、計8得点で圧勝。和田監督が頬を緩めたのは、単に連敗を阻止したことだけが原因じゃないだろう。

 13日に行われた親会社・阪急阪神HDの株主総会では、不振に悩むメジャー帰りの福留の起用を巡って、采配批判が飛び出し、「このままいけばクビ」と“解雇通告”を突きつけられた。

 株主の不満はこれにとどまらない。「カネでチームをつくるのはやめて欲しい」と、福留をはじめとするメジャー帰りの選手を補強し続け、若手育成がままならないフロントの手腕にも、疑問を投げかけた。

 これを受けて、総会の翌日には球団トップの坂井オーナーが和田監督と会談。一部報道によれば、和田監督が謝罪する事態に発展したという。しかもチームはなかなか波に乗れず、首位巨人にジワジワとゲーム差を広げられる状況。坂井オーナーによると、契約最終年の和田監督の続投条件は「納得がいく成績」。このままいけば条件を満たすことなく、本当にチームを去ることになりかねない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは