決勝T進出かける日本 「バルデラマ2世」を止められるか?

公開日: 更新日:

 崖っぷちが続く日本代表が3戦目で対戦するコロンビア代表が、改めて強さを見せつけた。初戦で日本を破ったコートジボワールを相手に2―1で快勝。攻撃の中心を担うMFロドリゲス(22)が躍動した。

 後半19分、左CKから絶妙なヘディングで先制点を叩き込む。マークについていたドログバを相手に一瞬だけ先に動きだして前に入り込み、ドンピシャのタイミングで流しこんだ。後半25分には、センターサークル付近でボールを奪い、素早く中央のFWグティエレスへ。右から抜けだしたMFキンテロにつながり、鋭いショートカウンターを成功させた。

 ロドリゲスは、かつてコロンビア代表の絶対的な司令塔として君臨したバルデラマと同じ「10番」を背負い、母国では「バルデラマ2世」といわれている。古典的なゲームメーカーだったバルデラマとはまったくタイプが違うが、チームの攻撃をつかさどっているところはまさに“再来”だ。

「コロンビアの攻撃は完璧にロドリゲスを中心に回っています。他の選手がボールを持ったら、まずロドリゲスを捜す。ロドリゲスがボールを持った瞬間、チームの攻撃のスイッチが入り、周囲の選手が一斉に動きだす。チーム全員が〈ロドリゲスがどこでボールを受ければ、どう展開して相手ゴールに迫れるか〉というイメージを共有して動いている。それで鋭いカウンター攻撃が生まれるのです」(サッカーライターの小室功氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発