結果オーライ? ソフトバンク「交流戦Vなら低迷」ジンクス

公開日: 更新日:

 交流戦優勝を懸けた巨人戦に敗れたソフトバンク。しかし、試合後の秋山監督は悔しがるどころか、いつもと変わらぬマイペースぶりだった。

 二回途中6失点で降板した先発の2年目・飯田について、とぼけた口調で「ヨーイドンだよ、ヨーイドン。雰囲気にのまれた? あるんじゃ、ないですかあ~?」と言えば、「明後日、(ケガで離脱中の)内川が二軍で実戦復帰しますが? まだ復帰してねーよ」と、とんちんかんな返答で担当記者らを困らせるさまも普段通りである。

 そもそも、秋山監督は「交流戦は他のパのチームよりいかに多く勝つか」が持論。この日の優勝決定戦も、あくまで144試合中の1試合という認識だった。優勝にまったく執着しない態度に「ウソでもいいからもう少し選手を鼓舞してもらいたいんだけど」とチーム関係者からはそんな声も上がっていたが、これは過去の交流戦成績とは無関係ではないだろう。

 ソフトバンクは2008、09、11、13年と12球団最多の4度の交流戦優勝を果たしているが、そのうちリーグ優勝したのは日本一になった11年のみ。交流戦を制したあとは、チームが低迷するというジンクスがあるからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり