露呈したスタミナ不足 楽天・松井裕「中継ぎ調整」の吉凶

公開日: 更新日:

 楽天のルーキー松井裕樹(18)の約1カ月ぶりの先発は、課題山積だった。結果は出たものの、守っている野手も見ているファンもイライラする不安定な投球内容は相変わらずだ。

 23日の西武戦。5回と3分の0を7奪三振を含む4安打無失点(5四球)。しかし、101球の球数を要したように、投球リズムの悪さはいまだに解消されていない。

 初回の先頭打者・秋山に11球粘られただけでなく、この回打者5人を抑えるのに要した球数は実に28球。走者を出してはマウンド上で大きくタメ息をつくから、自然と投球間の間も長くなる。

 守っている時間があまりに長いから、攻撃のリズムも生まれない。三回まで味方打線が2安打1四球の3走者しか出せなかった淡泊な攻撃は、少なからず松井の投球スタイルが影響した。

「初回、二回の球数が多くてリズムがつくれなかった。三、四回は(テンポよく)抑えて(味方打線の)点につながったので、そういう投球をしないと先輩方に申し訳ない」と試合後の本人も反省しきりだった。

■松井本人も自覚

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然