“二足のわらじで”延べ30年指揮 八頭(鳥取)の徳永監督に聞く

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――地元に戻ってからはどうしていたんですか?

「事務用品のメーカーに勤めるかたわら、やっぱり野球に関わりたくて、仕事終わりや休日は母校で指導のお手伝いをやっていました。5年ほどして竹本監督が辞めることになり、私に声がかかったというわけです」

――監督は3度目ということですが……。

「最初が3年の約束だったので3年で辞め、八頭の軟式野球部が3年後に控える鳥取国体で優勝を目指すため、コーチをやりました。結果、優勝することができて、学校から『硬式の監督に戻って欲しい』ということで2度目をやらせてもらった。2年目に初めて甲子園に出て、5回目の夏の出場後に、会社も仕事に専念して欲しいというのもあってそこで再び辞めました」

――そして三たび監督に復帰するわけですね。

「3度目をやった当時の校長が私と同じ智頭町出身で、6歳年上の兄貴と同級生であり、私は校長の弟と同級生という縁もあった。『ワシが校長でいる間に一回、甲子園に行きたい。ぜひ監督に戻ってくれ』と熱心に誘っていただきましてね。校長はウチの会長とも親しくて、お店にまで足を運んでもらって。会長も校長の熱意に折れて、最終的にやってみろということになりました」

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