オリ金子獲り参戦の阪神 説得材料は「虎カラー」の黄色のみ

公開日: 更新日:

 このオフ、オリックス金子千尋(30)の獲得に乗り出す阪神は一説には20億円のカネを用意しているといわれる。

 現在、投手3冠(勝利数、防御率、奪三振)を独占し、ここ7シーズンで6度の2ケタ勝利を挙げている右腕は、8月に国内FA権を取得。オフには移籍濃厚とウワサされているため、複数の球団が水面下で火花を散らしている。そこに現在、リーグ3位に甘んじている阪神も「資金力」と、オリックスと同じ「関西のチーム」という地の利を武器にその争奪戦に加わろうというのだが、現時点で阪神が金子のハートを口説ける材料は乏しい。

 金子は普段から物静かで、大のメディア嫌い。常に大勢の報道陣が選手に付きまとう阪神は本人の意中球団ではないといわれる。加えて、現在、オリックスに所属しているとはいえ、本人は新潟生まれの長野育ち。プロになるまで関西とは縁もゆかりもなかった。どちらかというと関東志向が強いのだから、阪神が「生活環境が変わらない」と「関西」をウリにしたところで決め手にはならない。

 そんな阪神のよりどころになりそうなのは「色」だけだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解