詰め甘かった代表監督招聘 アギーレ「八百長疑惑」でまた露呈

公開日: 更新日:

 そもそも、今回の八百長疑惑で、アギーレのメッキがはがれる可能性がある。

 燃え尽きてなくなりそうな弱小クラブを立て直した手腕が高く評価されたアギーレについた欧州でのアダ名は「消防士」。原専務理事自身も、「日本の良さを引き出しながら、チームをたくましくしてくれる。サラゴサが落ちそうになった時も残留させ、エスパニョールもそう。選手を引き抜かれてもチーム力を維持させてきた。今の日本に一番ふさわしいんじゃないか」と断言していた。

 しかし、レバンテ戦の勝利が「アギーレの能力と関係ないところで決まっていた」となると、アギーレ招聘の前提条件そのものが音を立てて崩れてしまう。

「ブラジルW杯が惨敗に終わり、ザッケローニの4年間を反省・検証した上で次期監督を選ぶべきでした」(平野氏)

 日本代表監督はシロなのか、それともクロなのか。最終的な結論が出るのは、もう少し先の話だろうが、一国の代表チームを率いる指揮官が、よりによって八百長疑惑の渦中にいること自体、異常事態だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは