現役時代は首脳陣泣かせ SB工藤新監督のわがまま“武勇伝”

公開日: 更新日:

「でも、それはわがまま言って、休み休み投げることができたことも要因でしょ。体質改善なんていっても、ユニホームを着ていた頃はヘビースモーカーでね。喫煙しているところを写真に撮られたり、記事にされることを嫌っていました。健全なアスリートのフリをしていることに嫌悪感を持つ記者もいました」(テレビ関係者)

 昔を知る人たちは現役時代の工藤についてはみんなボロクソだが、自分のカラダをそれだけ大事にしてきた者が監督になれば、選手を大事にするとも言えるのではないか。工藤がプロ入りしてから3年間、西武でプレーした評論家の山崎裕之氏は、こんな見方をする。

「現役の時は、程度の差はあっても誰だって自分が一番かわいいものです。でも、監督になったら選手を動かして勝つしかない。選手の言うことをいちいち聞いていたら、チームの統制は取れないし、先を見据えた戦いもできない。今の選手は無理をしない。投手ならひじや肩に違和感があると、すぐにトレーナーに症状を告げてコーチも大事を取らせる。そんな選手たちをどう使っていくのか。手腕を楽しみにしています」

 名選手だった長嶋茂雄は、名監督にはなれなかった。「優勝請負人」といわれたわがまま左腕はさて、どんな指揮官になるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性