ソフトB監督内定も 工藤新体制なら投手コーチは“難産”必至

公開日: 更新日:

「簡単にはいかないかもしれない」

 ホークスOBがこう言うのは、工藤公康氏(51=写真下)の新監督就任が内定しているソフトバンクの組閣作業だ。

「スンナリいかないのは、投手コーチでしょう。一部スポーツ紙では元楽天コーチの佐藤義則氏の招聘が報じられているが、昔かたぎの佐藤氏が工藤氏と合うとは思えない。11年にDeNA監督就任が決定的となった時には、現中日バッテリーコーチの達川光男さんの入閣に最後までこだわり、フロントがこれを受け入れずに就任は結局、雲散霧消になった。工藤氏自身、人脈が豊富というタイプではないといわれるが、投手コーチにはこだわりたいところだと思う」

 工藤氏といえば球界きっての理論家。現役時代には下半身、体幹、腕と順に無駄なく力を伝える「3段ロケット」投法を独自に編み出した。自身の投球理論をまとめたDVDも発表するほど。この春からは筑波大大学院でスポーツ医学を学んでいる。

 自らの投球理論と同様、コーチに対する考え方も、オリジナルな視点があるのは想像に難くない。投手コーチの人選はもちろん、誰がコーチになってもゴタゴタは避けられそうにない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾