新体制の阪神 和田監督と平田ヘッドCの間にくすぶる“因縁”

公開日: 更新日:

■立場が逆転する可能性も

 そして今度は、新たな“因縁”が生まれそうだ。

「就任4年目の和田監督は1年契約で背水の陣。坂井オーナーから優勝を厳命されているだけに、開幕からコケれば途中解任もあり得る。最後まで指揮を執っても、優勝を逃せば次期監督問題に発展する。平田ヘッドは和田途中解任なら監督代行に、優勝を逃せば次期監督候補としても浮上する。たとえば01年、巨人が長嶋監督の下に原ヘッドコーチを置き、『帝王学』を学ばせたのとはワケが違う。監督と次期監督候補が同じベンチにいてうまくいくケースはまれですよ」(球界関係者)

 今季は一軍監督、二軍監督の立場だった2人が、緊密な連携を取っていたわけでもなさそうだ。一、二軍の入れ替えは基本的に一軍の意向が優先され、平田二軍監督の推す選手が一軍に昇格するケースはあまりなかった。

 2人の思惑がベンチで交錯する阪神。くすぶる火種が燃え広がらないことを願うしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性