評価ガタ落ち アギーレを代表監督に選んだ協会幹部の責任

公開日: 更新日:

「アギーレ監督が、采配を振ったメキシコやスペインで評価されたのは《選手選考の確かな目》と《言葉を巧みに操りながらヤル気を出させる》ところ。その両方ともサビついていることが、日本代表監督に就いてハッキリしてしまった格好です」(サッカー記者)

 もっとも、アギーレひとりを悪者扱いしている場合ではない。ブラジルW杯惨敗の検証もロクにしないまま、アギーレを代表監督に選んだサッカー協会・強化委員会は、誰よりも批判されてしかるべき。アギーレの基本戦術である「アンカーを置いた4(DF)―3(MF)―3(FW)」に対して、今さら「日本サッカーに適している戦術なのか?」と訝る声がサッカー協会内から聞こえてくるというが、そんな後出しジャンケンみたいなコトを言うのは、自らの不明を喧伝しているようなものである。

 アギーレは、就任4試合目のブラジル戦でMF本田ら主軸選手をベンチに置き、代表1試合の若手4人を先発させて試合をブチ壊し、結局0―4と惨敗に終わった。

 ブラジル戦直後に「15年1月のアジア杯で優勝を逃した時点で解任される」という噂が流れた。

 現実になる可能性が高まっている。そうなれば、協会幹部の責任は、もちろん免れない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  2. 2

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪

  1. 6

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  2. 7

    悠仁さま「9.6成年式」…第1子出産の眞子さん、小室圭さんの里帰りだけでない“秋篠宮家の憂鬱”

  3. 8

    参政党議員「初登院」に漂った異様な雰囲気…さや氏「核武装」に対しゼロ回答で現場は大混乱

  4. 9

    ダルビッシュの根底にある不屈の反骨精神 “強いチームで勝ちたい大谷”との決定的な違い

  5. 10

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー