アギーレの日本代表再建 3試合での達成度と方向性を検証

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 日本代表が10日、国際親善試合でジャマイカと対戦し1-0で勝利。アギーレ監督が、就任3戦目にして初勝利を飾った。

 試合は終始、日本代表のペースだった。15分、GK西川周作(28)からつながったボールがFW本田圭佑(28)に渡り、最後はMF香川真司(25)が豪快ミドルシュート。

 先制ゴールはその1分後だった。相手エリアでFW岡崎慎司(28)がボールを奪取。本田が相手ゴール右サイドでタイミングを計り、MF柴崎岳(22)の足元にパスを送った。シュート性のクロスが相手DFに当たってゴールに吸い込まれ、日本はラッキーなオウンゴールで先制だ。

 しかし、その後は「決定力不足」の連発だった。

 33分、相手GKと1対1となった本田が、利き足の左足でループシュート。ボールはクロスバーに当たって外れた。再三のチャンスを生かせないまま結局、前後半でシュート20本の日本は同4本のジャマイカから追加点を奪えず、もどかしさの残る一戦だった。

「アギーレ2戦目のベネズエラ戦、この日のジャマイカ戦は、アギーレ新監督に初白星をプレゼントするためにマッチメークされたと言ってもいい相手。ところがベネズエラとは引き分け、ジャマイカからは流れの中でゴールを奪えなかった。アギーレ監督も『こんなハズではなかった……』とグチのひとつも言いたいところでしょう」(サッカーライター・平野史氏)

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