イチローの“天敵”ジャイアンツのT・ハドソンが引退表明
メジャーを代表する投手のひとりがユニホームを脱ぐ。ジャイアンツのベテラン右腕ティム・ハドソン(39)が来季を最後に引退すると明かした。18日(日本時間19日)、複数の米メディアが伝えている。15年まで残る契約を満了して現役生活にピリオドを打つという。
来季でメジャー16年目を迎えるハドソンはアスレチックス時代の2000年に20勝(6敗)をマークし、ア・リーグ最多勝を獲得。99年にメジャーデビューしてから10年連続2桁勝利を挙げ、13年には200勝を達成した。
今季は31試合に登板し、9勝13敗と負け越しながら、シーズンを通じてローテーションを守り、ジャイアンツの2年ぶりの世界一に貢献した。メジャー通算458試合で214勝124敗、防御率3.45。豊富な球種を武器に相手打者を翻弄するのが持ち味だ。
01年にはマリナーズ時代のイチローが対戦した初の投手としても知られる。当時、安打製造機だったイチローをカモにしており、対戦成績は65打数14安打の打率2割1分5厘。全盛期のイチローの前に天敵として立ちはだかった。