著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

バスケ分裂問題とこの国の政治は瓜二つ

公開日: 更新日:

 それでも日本のバスケ人気へ油を注いだのが漫画「スラムダンク」の爆発的ヒットだったという。日本製漫画「スラムダンク」はアジアでも人気沸騰し、バスケットボールの実力はあっという間に「スラムダンク」に触発された中国に抜かれる。日本の選手が小回りと器用さを買われてチョコマカとアメリカの下部リーグあたりでコマネズミをやってる間に、中国の巨人「ヤオ・ミン」だの「ワン・ジジ」だの当用漢字で表記不可能な中国人選手はドスドスとアメリカNBAで活躍した(またドスドスと書いちまったい!)。この構図も日本を追い越して経済大国の座をドスドス奪い去った中国との関係に瓜二つ。

 そういやあ、狭い列島でNBLとbjリーグ2つに割れて「うちが正しい! あいつらは勝手だ」と罵り合ってるのも、与野党の罵り合いと瓜二つ。いつまでごちゃごちゃやってんだ、と世界からお灸をすえられる構図もTPP妥結を渋る日本政府に業を煮やす日米関係と瓜二つ。あまり(甘利)違わないですな、ケッ!

 優秀な女子バスケットボールリーグもひとからげに競技団体資格を止められたのだって女性議員登用をうたいつつ、実は下だと見下す議会と瓜二つ。

「籠にボール入れてないで、結婚して買い物かご持ち歩けば?」

 とか言いそうな幹部が政党にも協会にもいそうでならぬ。ええい、おまえらみんなうっとうしい!

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