ローマが24年大会立候補 やはり野球は東京五輪“限定復活”

公開日: 更新日:

 ローマが野球にトドメを刺すことになりかねない。15日、イタリアのレンツィ首相が24年夏季五輪の開催都市に首都ローマが立候補することを発表したからだ。

 20年五輪の招致こそユーロ危機で断念せざるを得なかったローマだが、今回はそうした財務上の問題をクリア。レンツィ首相は「政府と五輪委員会はプロジェクトを進める準備ができている」と自信満々だ。

 ローマの立候補に苦虫を噛み潰しているのが日本の野球関係者だろう。08年北京五輪を最後に除外された野球・ソフトボールは20年東京五輪で復活が濃厚といわれているものの、問題はその後だからだ。

 24年五輪に立候補の準備を進めている国はイタリアをはじめとしてドイツ、フランス、ハンガリー、トルコ、カタールなど欧州から東欧、中東にかけての国が多い。イタリアやフランスのようにプロ野球リーグが存在する国もあるとはいえ、メダルを狙えるほど盛んというわけではない。仮に開催が決まれば、野球場をゼロから建設しなくてはならない国もある。開催国特権で野球を採用することなどあり得ない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋