カブス和田にナ・リーグ中地区の強豪カージナルスが触手

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 日本人左腕が一躍、トレードの目玉に浮上した。メジャー屈指の左腕ジョン・レスター(30)の加入で先発ローテーション入りが微妙になったカブス・和田毅(33)のことだ。

 すでにカブスはレスター、アリエッタ(28)の左右の両エースを中心にローテーションの4人目まで決定。エプスタイン球団社長は「レスターの他に左腕をもうひとりローテに加えたい」としており、来春のキャンプ、オープン戦では和田を含めた3人の左腕で残りの1枠を競わせる方針だ。

 和田はオープン戦で結果を残せなければリリーフに回るが、ここにきて同地区のライバルがベテラン左腕に興味を示している。

 4年連続でポストシーズン進出を果たしているカージナルスだ。ウェインライト(33)、ラッキー(36)を軸にしたカージナルスの先発陣で左腕はガルシア(28)のみ。ここ数年は左肩の故障に苦しみ、今季は7試合(3勝1敗)の登板に終わった。カージナルスは安定感に欠けるガルシアに代わる先発として和田に白羽の矢を立てたとみられる。

 カージナルス移籍が実現すれば、和田はカブスで投げるよりも白星を稼ぐ可能性は十分にある。カージナルスの投手陣をリードするのはメジャーでも一、二を争う頭脳派捕手といわれるヤディア・モリーナ(32)だ。今季、投手陣に故障者が続出しながら、チーム防御率を3点台(3.50)に抑えたのはモリーナのインサイドワークによるところが大きいと指摘するアナリストは少なくない。

 同地区のライバル球団への移籍は和田にとって悪い話ではない。

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