青木宣親がジャイアンツと合意 1年5億6000万円と地元紙
昨季、弱小球団を29年ぶりのワールドシリーズに導いた青木宣親(33=ロイヤルズからFA)の所属先がようやく決まった。
米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)など複数の米メディアがジャイアンツと1年契約で合意したと報じた。地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」(電子版)によれば、年俸は477万ドル(約5億6000万円)。2年目は球団に選択権のあるオプションで、年俸は550万ドル(約6億4500万円)にアップする。再契約を見送る場合は、70万ドル(約8200万円)が保証され、出場試合数、打席数などに応じた出来高契約も含めた2年間の総額は1250万ドル(約14億7000万円)になるという。右翼が本職だが、ジャイアンツでは左翼のレギュラーとして起用される見込み。
ジャイアンツは昨季、青木が所属したロイヤルズを下して世界一になったチャンピオンチーム。中堅パガンと右翼ペンスの2人は不動だったが、左翼のレギュラーは定まっていなかった。ブルース・ボウチー監督はブルワーズ時代から攻守とも安定したプレーを見せる青木を高く評価。ベテラン中心のチーム編成を行うブライアン・セイビアンGMの方針とも合致して獲得に踏み切った。