選手拍子抜け…巨人宮崎キャンプ“大甘スタート”の裏事情

公開日: 更新日:

「チームを解体する」

 原監督がそう宣言する今季、1日に宮崎市内で始まった巨人のキャンプも初日から、さぞ厳しいものになるのだろう、と選手は覚悟した。前日には原監督が「『新成』という(今年の)スローガンに『野性味』を加えたい。力強さ、ワイルドさを身につけていかないとね。練習にしても、自分で考えて行動してほしい。自立するのが野性の本質。今年は野性的に戦う」と繰り返したから、なおさらだった。

 が、勇ましいのは掛け声だけだった。例えば、新主将の坂本勇人(26)である。自主トレで腰痛を発症した影響で、完全別メニュー。朝10時に球団トレーナーを伴って“独りぼっち”で始動したものの、患部の様子を見ながらのウオーミングアップ、軽めのダッシュを終えると、スイッチが入った。キャッチボール、守備練習をこなしたあと、「体感150~160キロ」の高速マシンを相手に、フルスイングの打撃練習を敢行。チーム関係者を「ホントに故障してるの!?」と驚かせた坂本が、練習後にこう言った。

「本当は1日目からチームに帯同してやりたかったけど、監督が焦らずにと言ってくれたので。フルスイング? そうですね。(腰は)大丈夫」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”