他球団が疑問視…巨人・原監督肝いりの「超高速マシン特訓」

公開日: 更新日:

あの練習、いつまでやるんですか? 故障防止のためでしょうけど、金属バットを使っていますよね? 当たり前だけど試合は木製。金属と木じゃ打ち方が違うし、いつまでも金属を使っていたら、フォームを崩すこともあるでしょ。やめ時が見ものです」

 開幕カードで巨人と対戦するDeNAのスコアラーがこう言った。

 原監督が「打てない人は恥をかくでしょう」と宣言していた練習が本格的に始まった。宮崎キャンプ第2クール初日の6日、メーン球場に用意されたのは、「体感160キロ」の超高速マシン。ガシャン! とけたたましい音を立てるこのマシンを使ってのフリー打撃が屋外の一軍球場で初めて行われたのだ。

「160キロ? きょうはそんなに速くないよ。でも、今度は木のバットで打ちたいね」

 金属バットを手に3発の柵越えを放ち、こう言った阿部はマシな方。同じく金属バットを持って打席に入った坂本は速球に詰まらされるたびに、「痛~っ!」と絶叫。新加入の金城はバットを真っ二つに折られて目を白黒させるなど、超高速マシンに悪戦苦闘する巨人ナインを見て、ネット裏の他球団スコアラーはクビをかしげることしきりだったのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし