平行線から一転…オリ球団本部長が明かす「金子残留」の真相

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 昨オフ、12球団で最も活発に補強を展開したオリックス。メジャー帰りの中島や日本ハムからFAした小谷野を獲得し、前DeNAのブランコ、前広島のバリントンと実績ある投打の外国人選手の補強にも成功した。エースの金子も国内FA権を行使しながら、最終的には残留。陣頭指揮を執ったとされる瀬戸山球団本部長に真相を聞いた。

――オフは例年にないほどの大補強を敢行しました。

「始まりはやはり、金子投手の去就でしたね。エースが移籍する可能性があり、そうなると大幅な戦力ダウンにつながる。実は(昨年の)シーズン中盤から彼とは何度も残留に向けての交渉を行っていました。その中で、日本だけでなくメジャーにも興味があるという話が出始めましたので、球団としては全力で引き留めようと。シーズン終盤には、本人の海外志向が強くなった感じを受け、そうなるとポスティングになる。彼との話し合いはその頃から平行線になりました。チームはクライマックスシリーズ(CS)進出に向けて大変な時期でしたが、我々(フロント)は彼の去就と補強のことで頭がいっぱいでしたね」

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