著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

修復可能な右肘と修復不可能なアタマ… ダルビッシュとわが国の総理をくらべてみた

公開日: 更新日:

 米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュ有投手(28)が右肘の側副靱帯を損傷した。オフにさんざん調整してシーズンを目指したのに、オープン戦でたった12球しか投げられなかったのを揶揄する向きもあるが、気にすることはない。ダルビッシュは一見ずぶとい神経に見えるが案外、外野のささいなヤジに身をこわばらせる側面もあるとみた。雑音に惑わされずに医療に専念するのがよいと思う。

 側副靱帯は不測事態。……と書いて、あまりに発音が似ていることに驚いている。側副靱帯の損傷は不測の事態で、チームへの影響も甚大だろう。側副靱帯の損傷は甚大な事態で、即刻の克服は尋常ならず。あ、いくらでも言葉が浮かぶ。けがを悪く言う気はないので念のため。

 さて、直接ダルビッシュの靱帯損傷とは関連がなさそうな、君の母国の話に変わる。

 君は靱帯損傷からの復活を最優先しているが、君の母国の総理は原発の甚大な損傷からの県民の復活は最優先と言いながら後回しにしている。

 君はオープン戦で右上腕三頭筋の張りを訴えて1回で降板したが、君の母国の総理は右翼としては三等の頭のくせに2回も総理になり、いまだ降板しない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々