著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

「日本人トップ」というただし書きでスポーツを眺めてみた

公開日: 更新日:

 別府大分毎日マラソン中継を見た。前日の記者会見で直前に足首を捻挫して痛くてしようがない、と言っていたエリトリアの選手が2時間10分台の平凡なタイムで優勝して、日本人トップは門田浩樹の2位だった。

「放送席? 放送席! 見事優勝されました、エリトリアのツールデ・エスティファノス選手です、おめでとうございます! 今のお気持ちは?」

 同時通訳すればいいものを、アナウンサーの質問を通訳が聞いてから本人に英語で尋ねる。本人の英語もどこかたどたどしく、間延びしていた。

「足の捻挫を気にしてましたが?」

 の英訳に、

「気にならなかった」

 それって「日本人選手が気にならなかった」の間違いではないのか?

 アナウンサー聞かなきゃいいものを、「日本人トップはカネボウの門田選手です。お疲れさまでした!」だト。ゲ~ノ~ジンの挨拶じゃあるめえし、疲れたから負けたんだろバカヤロ。

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