著者のコラム一覧
マーク金井クラブアナリスト、クラブ設計家

1958年、大阪府出身。ハンデ3。ゴルフ雑誌の編集記者からフリーに転身。05年にアナライズを設立し、自社スタジオでゴルフクラブの計測、試打を専門的に始める。同時にメーカーが作れなかった、アマチュアを救うクラブを設計し販売も手がける。執筆活動も積極に行い、新聞、雑誌、インターネットで連載を多数抱え、著作物も定期的に発刊。近著では、「今より30ヤード飛ぶクラブを選ぶための36の法則」(実業之日本社)、「一生役立つゴルフゴルフ超上達法」(マイナビ出版)がある。現在、新刊書も数冊手がけている。

プロのアドバイスは万人に役立つわけではない

公開日: 更新日:

 先週の国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」は台湾テレサ・ルーが、最終日7バーディー、ノーボギーの「65」をマークし通算14アンダーとして優勝。昨年11月の「LPGAツアー選手権リコーカップ」からの連勝を飾った。

 今週発売のゴルフ雑誌でもツアー速報の記事が大きく取り上げられていたが、それに負けず劣らず誌面を割いているのがツアープロによるレッスン記事だ。

 飛距離アップ、スライス矯正法、アプローチやバンカーショットの打ち方等々、どの雑誌も技術に関する記事が、これでもかってぐらい掲載されている。

 さて、このレッスン記事。

 どのプロも与えられたテーマに関して真面目に技術指導しているが、読む時にはそれなりの心構えが必要だ。アマチュアのスイングは皆同じではない。スイングタイプが異なれば、プロが発したアドバイスは薬になる人もいれば、毒になってしまう人もいるからだ。

 例えば、「ダウンでシャフトを立てろ」というアドバイスがある。フックが持ち球でインサイドからあおる癖がある人には有効な薬であるが、アウトサイドイン軌道でスライスを打っている人がこれを真に受けたら、スライスが酷くなるリスクがある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?