静岡・栗林監督に聞く 県立進学校が野球部員集められる理由

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「裁量枠と一般生徒では入試制度が違うだけで、後は全部同じ。授業もそうです。ウチは進学校ですから、野球も勉強も両方頑張れる子じゃないと入学してから大変です。もちろん、難関大学を狙う一般生徒に比べると裁量枠の子の学力は落ちます。でも、ある程度のライン、中学時代にそれなりの成績を残していないといけません(大石副部長いわく、『裁量枠の判断は各学校に任されているので、ウチならば授業についていける学力と野球のレベルになります』)。普通の高校生と比べても劣ることはありませんよ。野球だけしかやらない子を入学させても、いろいろと問題もありますからね」

――特待生とは違うようですが、それでも一般生徒との間に溝ができたりはしませんか。

「むしろ、理解を示してくれています。裁量枠の部員は学年ごとにまちまち。1学年に10人いることもあれば、ゼロの時もある。ウチは1学年8クラスで、そこに裁量枠をバラバラに割り振るようにしています。彼らだけで固まっていると、やはり他の生徒と溝ができてしまいますが、これだとクラスに溶け込める。こんなこともありました。ウチのエースの村木ですが、昨秋、学内の体育大会に出場することになった。その数日後に秋季県大会の決勝戦が控えていたのですが、学校行事だから出るのが当たり前。本人もそのつもりでいたら、クラスの同級生が『決勝が近いのに体育大会に出ている場合じゃないだろ! エントリー変更しろよ!』と言ってくれたんだとか。野球だけをやっている子ならば、そうは言われなかったでしょうね」

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