受験者まで激減 PL学園は「野球部廃部」どころか「廃校危機」

公開日: 更新日:

野球部の廃部どころの話じゃないですよ」

 こう話すのはPL学園のOBだ。

 昨年10月に、「今年入学する生徒を最後に、野球部員の募集を停止する」と発表したPL。現在、野球部は野球経験のない正井校長が監督代行として指揮を執り続けていて、OB一同はこれまでに何度か野球経験者の監督決定や部員の募集再開を求める嘆願書を提出したという。

 だが、16日に正井校長は「気持ちは分かるが、こちらの将来計画もある。今後のことは明確になっていない」と説明するなど、嘆願は学校側に届いていない。

「元プロの監督を推薦するのはもちろん、OB会からは監督の収入を補填する用意があるという話を伝えたそうですが、『PL教徒でないと認められない』の一点張りで、全く前に進まない状態だといいます」(在阪マスコミ関係者)

■定員75人対し受験者は28人

 これに追い打ちをかけるように高校、中学の受験者も激減。PLの看板といえる野球部員の募集停止が影響したのか、今年の受験者は定員75人に対してわずか28人。併設の中学も1次募集段階で募集人数55人に対して14人にとどまっている。昨年も同程度の生徒しか集まらなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?