「5、6点は取らないと…」 開幕戦勝利の巨人にOBが苦言

公開日: 更新日:

 昨年も巨人は貧打に泣かされた。それを原監督の「ベンチ主導の野球」でカバーしたということになっているが、実際はそうではない。昨季の61敗中、本塁打が出なかった試合は32試合。勝った試合で見ると、一発依存の傾向がさらに顕著に表れる。82勝のうち、一発が出た試合は61試合。本塁打なしで勝ったのはわずか21試合だった。総得点はリーグ4位なのに本塁打数は同2位。結局、巨人の野球は本塁打頼みなのである。

 原監督は試合後、「先取点、すぐに亀井の本塁打。これが大きかった。全員で、チーム力で勝った」とねぎらったものの、「細かいことはいろいろあるけど」と打線については言葉を濁した。理想とかけ離れた乏しい得点力。原監督には、勝ってなお不安が広がった開幕戦だったに違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性