満身創痍の原巨人 バックアッパーに“浪人”中村紀が急浮上

公開日: 更新日:

「売り込みってほど大げさな話じゃないが、つい最近、本人を知る関係者から『どうですか?』という連絡が来たよ」

 在京球団の編成担当がこう言った。

 昨年10月にDeNAから戦力外通告を受け、現役続行の希望を表明しながらすっかり音沙汰のなくなった中村紀洋(41)の近況を、

「地元の芦屋で今も、かなりのトレーニングを積んでいるらしい。3度目の浪人生活にもめげることなく、復帰への意欲はいささかも衰えていないということだった」

 と伝え聞き、

「他の球団にも話が行ってるのだとすれば、もしかしたら獲得を検討するところが出てくるかもしれないね。チーム状態が一向に上向かない巨人なんかいいんじゃない?」

 と言うのだ。

 一応、「紳士の球団」を自任し、今季のスローガンに「新成」を掲げて世代交代を推し進めようとする巨人が、今年7月で42歳になる浪人中の問題児を獲得するとは思えないが、開幕を前にチームが大ピンチを迎えているのは事実である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因